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「音」のサインでスマートに言語障壁越えるユニバーサルデザイン

公共空間のサイン音制作サービスを開始

最先端技術を駆使した音楽制作、音響デザインの総合プロデュースを手掛ける井出 音 研究所(東京都渋谷区、所長井出祐昭)は、公共空間で情報を伝える「パブリックサイン音制作サービス」の受注を開始しました。発車メロディ開発の元祖が持つ「短い音で情報を伝える」技術を用いて、言語理解に匹敵する「音」によるガイドを行い、パラリンピック・オリンピックやインバウンドに向けたユニバーサルデザイン化を促進します。

 

 

商業施設やホテルなどの公共空間を「音」でユニバーサルに
2020年東京パラリンピック・オリンピックや近年の外国人観光客の増加に伴い、多言語対応が急がれる商業空間。しかし、対話やアナウンスでの案内には言語の限界があり、情報過多の道を辿る一方です。
そんな中、発車メロディに代表される「音」による情報伝達技術は、日本語理解の難しい外国人にも広く通ずるガイドとして有効です。本サービスでは、元祖発車メロディの開発技術を用い、サイン音を用いたガイドによるユニバーサルデザイン化のお手伝いをします。お客様とスタッフ双方の負担を減らし顧客満足度向上や働き方改革へと貢献します。

「音」のピクトグラムでスマートに案内
本サービスは、公共空間や商業施設などで流す情報をスマートに知らせる「パブリックサイン音」を受注制作するサービスです。例えば、度重なるアナウンスや標識に頼らずにトイレや階段の場所を知らせることができたり、閉店の通知を不快にさせずに行うことができます。商業施設やホテルをはじめとしたあらゆる公共空間に対応しており、各空間のニーズに応じた音のデザインを行います。

<需要の高いサイン音の例>
・時報
・館内アナウンスの通知音
・トイレや階段への案内
・車いすやベビーカー専用案内
・競技開始ベル
・開店、閉店チャイム

1964年東京オリンピックでは、今や当たり前になっているピクトグラムが競技種目、トイレなどの直感的なガイドとしてユニバーサルに受け入れられました。本サービスでは、スマートで分かり易い「音」のピクトグラムにより、外国人観光客はもちろん、視覚障碍者や、聴覚障碍で音が聴こえにくい方に考慮した認知性・識別性の高い音を制作します。

駆け込み乗車を減らした「短い音で情報を伝える」ノウハウ
デザインを手掛けるのは、日本で初めて発車メロディを開発した音の専門家集団です。平成元年にJR新宿駅・渋谷駅で発車メロディ導入開始後、駅の新しいイメージが形成され、駆け込み乗車が減少し社会現象となりました。

本サービスでは、上記をはじめとする多数の実績とノウハウを用い、新しくも馴染みやすい、ユニバーサルに識別性の高い音を創り上げます。

その技術として、1日の乗降者約350万人が耳にする発車メロディにも用いられた、短い音で情報を伝えたり空気を変えたりする技術が応用されます。時間や情報を伝える鐘などの歴史上の音を徹底的に音響分析し、技術背景として活用しました。

また、あらゆるものを音に変換する独自のアルゴリズムによって、競技・施設・トイレ・非常口などを連想させるものを音に変換し、サイン音を創り上げることも可能です。この音は、ブランドイメージを創るサウンドロゴにも活用できます。

また、表参道ヒルズ等の大規模な商業施設では、開店、閉店、時報など演出を兼ねた音によるブランディングを行いました。

<過去のチャイム・ベルの導入実績>
東京銀座資生堂ビル
オーチャードホール/シアターコクーン/ル・シネマ1/ル・シネマ2
東京体育館/新宿文化センター/NHKホール/メディアホール
モーツァルトホール/フィリアホール/静岡県グランシップ
シネマ2/シネマシティ/他

「個と調和」:14種類の発車ベルが単独で識別されつつも全体で調和される「個と調和」:14種類の発車ベルが単独で識別されつつも全体で調和される

サイン音を制作する理論背景となる鐘の音の音響分析(スペクトログラム)サイン音を制作する理論背景となる鐘の音の音響分析(スペクトログラム)

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担当:ウラガミ
press2@elphonic.com
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井出 研究所

音の未来を創りあげる、最先端集団。
「音」のきもちを表し、「音」に未来を吹き込み、次の音楽分野を切り拓く。
http://elphonic.com

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井出 祐昭 HIROAKI IDE

サウンド・スペース・コンポーザー Sound Space Composer
有限会社エル・プロデュース代表取締役
井出 研究所 所長

ヤマハ株式会社チーフプロデューサーを経て、2001年有限会社エル・プロデュースを設立。最先端技術を駆使し、音楽制作、音響デザイン、音場創成を総合的にプロデュースすることにより様々なエネルギー空間を創り出す「サウンド・スペース・コンポーズ」の新分野を確立。イマジネーションを最大限に喚起する次世代の立体音響システム“ELPHONIC”を開発し、医療・健康分野との関連も深めている。

主な作品として、30周年を迎えるJR新宿・渋谷駅発車ベル、愛知万博、上海万博、浜名湖花博、表参道ヒルズ、グランフロント大阪、東京銀座資生堂ビル、TOYOTA i-REALコンテンツ、TOYOTA Concept-愛i、SHARP AQUOS、立川シネマシティ、世界デザイン博など。

またアメリカ最大のがんセンターMD Anderson Cancer Centerで音楽療法の臨床研究を行う他、科学と音楽の融合に取り組んでいる。最近では、日本ロレアルと共同で髪や肌の健康状態を音で伝える技術を開発。米フロリダ州にて行われた化粧品業界のオリンピックである第29回IFSCC世界大会、PR分野の世界大会であるESOMAR 2017にてグランプリを受賞。

過去の講演として、ユネスコ世界創造都市フォーラム、第46回 日本集中治療医学会学術集会 特別講演、東京北ロータリークラブ卓話、佐賀県医療センター好生館医学会総会、株式会社日立建設設計トーク会2015 招待講演、渥美和彦記念未来健康医療財団設立1周年記念シンポジウム、日本音楽医療研究会第8回学術集会特別講演、日本医工学治療学会第29回学術大会招請特別講演、第15回国際個別化医療学会学術集会特別講演、BMW Studio ONE トークショウ、シブヤ大学、他多数。

著書に『見えないデザイン』(ヤマハミュージックメディア)、『分子の音』(毎日新聞社)。
特集番組として『幸福音』(WOWOW)、『世の中おもしろ研究所』(NHK)、『クリエイターズ・file』(NHK)、『発想の来た道』(ANA)、『未来シアター』(日本テレビ)、『DESIGN TALKS』(NHK WORLD)、他多数。

http://elproduce.com/ , https://70deg.net/

 


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